日記

テストの返却

定期テストの返却をした。
平均点のいいクラスと悪いクラスで、19点の差がある。
これって、僕のせい?
悪いほうのクラスは、僕が副担任をしている。
よりによって・・・というような生徒が集まっている。
みんな申し訳なさそうに取りに来る。
僕も、いろいろな方法を使って、
自分の気持ちを、一生懸命に伝える。
結果がよかった子・・・・「おう頑張ってる」
そうでもなかった子・・・「おう頑張ってる」
全然ダメだった子・・・・「おう頑張ってる」
同じではないか?
違う。
けっこう、出来たにしても、まだ取れたかもしれない。
それでよかったと思う子もいるし、悔しい子もいる。
だから、悔しいだろうなlぁという子に渡すときは、悔しそうな顔で渡す。
その子も同じ表情をする。
だって、悔しいから。
全然ダメたった子たちにも、悔しそうな顔をしながら、答案を渡す。
少しだけまぶしそうな目で。
答案が真っ白でまぶしいから・・・・・
ダメなことは分かっているけれど、頑張らなかったわけではない。
だけどいまは、悔しい気持ちより、逃げ出したい気持ちの方がつよい。
だけど、いまは逃げるときではなく、悔しがるときなのだと、
その子の潜在意識に伝える。
僕は、能力なんてものは、平等だと考えている。
違いは、逃げ出すか、逃げ出さないかだけ。
経験さえ積めば、誰だってその経験が身につく。
身につく直前で、逃げ出してしまう人が、あまりにも多すぎる。