20歳になった卒業生が、うちに遊びに来たときのこと。
ある日、メールが来ました。
「先生、覚えていますか?まなみ(仮)です。」
一応、覚えてるよ元気かい?と返事をしました。
まなみといえば、以前勤めていた高校で、僕になついてしまった子でした。
彼女が3年になるときに、僕は職場を変えています。
広末涼子を、少しラテン系にしたような顔立ち。
あまり、見かけないようなかわいい子でした。
どう考えても、男子から人気が出そうなはずなのに、
本人は、悪ぶっています。
あるとき、スカートを短くして、
ももが丸出しのときがありました。
「まなみ、おまえのスカート短すぎて、興奮するんだけど。
長くしてくれない?」
ちゃんと、直してくれた、いい子でした。
こう書いてみると、バカっぽいイメージになりますが、
物理の成績は、若干おまけが入って、5。
頭のいい子でした。
「先生に、相談したいことがあるんだけど、家に行っていいですか?」
心のなかに、もやもやとしたものが駆け巡った。
一応、僕も男だ。
いいよと、返事してしまった。
しかも、駅まで、迎えに行った。
3年ぶりに会ったまなみは、
まだ20歳だけに、まだあどけなさは残るものの、
きれいな、女性になっていました。
本物の、広末涼子のようでした。
胸のところを強調するような、ひらひらのブラウス。
胸が重いのか、ただ胸の大きさを強調したいだけなのか、
昔と変らない、胸を突き出すような、正しすぎる姿勢。
バストサイズでいうと、C,D、E、F,
どのくらいか分かりません。
そんな彼女を、僕の家に、お持ち帰りできる。
僕の全身に、グォオオオっと、燃えるものが走りました。
家には、食べ物が、卵と納豆しかなかいよと言ったら、
「スーパーへ、買出しに行きましょう!」
軽く、そう言われた僕は、、
さすがに近所のスーパーへ行くわけにも行かず、
他のスーパーを探しているうちに、
海までやってきてしまった。
遠く、見晴らしのいい、灯台まで歩きます。
恋人同士なのか、親子なのか、
それとも、若い愛人を連れた、にやけたオジサン。
よく分からない二人連れです。
しばらく、灯台のレンズに関する、くだらない話をした後、
彼女の持っていた、ドーナツを食べました。
僕がぽろぽろ落とす、チョコチップを、
アリが運んでいきます。
突然、彼女が、食べかけのドーナツを、
僕の前に、突き出しました。
「先生、見て!」
なに?と、僕。
悔しそうな顔で、彼女は言う。
「アリが、ついてるの」
本当だ。
灯台の石垣の上に置いていたので、
せっかくの、クリームのところに、アリが這い回っている。
僕はそのドーナツを受け取って、
アリんこを、海に向かってはじき飛ばした。
アリが、這い回ったとか、そんなことより、
くっきり彼女の歯の跡はついているし、
その上、唾液までついているという理由で、
全部食べた。
おいしいかった。
海沿いの、知り合いが誰も来るはずのないスーパーで、
食料品を買いこんで、家に帰った。
彼女は、イかと、アジの開きを焼いて、
あぶらげとナスの味噌汁を作ってくれた。
僕の、大好物だった。
ところで、まだ、相談事の話を、していなかったね。
またまた、バカ話が始める。
終電の時間が過ぎてしまった。
彼女が、風呂に入りたいというので、沸かしてあげた。
そういえば、全身、サカナ臭い。
着替えがないので、僕のTシャツと、パンツも貸した。
ちゃんと洗ってあるから、文句言うな。
僕は、風呂に入った後、Gパンをはいた。
僕にとって、貞操帯の代わりだった。
続く