恋愛の方程式

■女神さまの下僕

男性が、女性に恋をするとき、その人が、女神のように思えてしまう。
だから男性は、ありとあらゆる努力をして、女神に気に入られようとする。

そしてひとたび、女神の下僕としての地位に付くと・・・・
そこで安心しちゃうんですよね。
何しろ、相手は女神だし。
絶対に、守ってくれるはずだし。

子どもが、元気に外に遊びに行くように、
遊びに出てしまう男性も、現れる。
浮気や不倫は、絶対にしてはいけないし、
絶対にさせてはいけない。
だけど、二人の中のルールが甘いと、
そのルールをかいくぐるヤツも出てくる。
女神さまの立場って、微妙なんです。
甘えん坊なだけの女神では、じきに重たがられてしまうでしょう。
かといって、放任するような女神では、寂しくなります。
僕が、神さま、女神さまのことを思うのは、
決まって、つらいときです。
つらいことがあったとき、誰かに支えて欲しい。
そんな気持ちがあるのは、人間なら当然ですよね。
そして、神さま、女神さまに望むことは、
幸せを与えてもらうこと。
幸せは、与えてもらうものではないけれど、
それが、人の心理と言うもの。
でも、ほんのひと言で、幸せを感じること、できるんですよね。
「今日もお仕事、大変だったでしょ、お疲れさま」
ほんのひと言ずつ、会話を増やしていく。

お互い、くだらない話でも、聞いてあげるルールを作る。
そして本当に、くだらない話を、たくさんする。
そうすれば、お互いの不安や、不満、
そんな気持ちも、分かってあげられるように、
なれるはず。
心って、表情と言葉以外に、伝える方法は、
ないんですから。