こころのくすり

夫の恋を許せますか?

本屋さんで、気になる本があったので買ってみました。
「夫の恋を許せますか?」(武石晃一著・現代所林)
題名の通り、夫の浮気に関する相談が詰まっていました。
著者の武石さんは、行政書士さん。
離婚をするときにも起こる、財産分与などの問題を扱ううちに、
カウンセラーの仕事もされるようになったそうです。
なるほど、行政書士さんなら、そういう面も必要ですよね。
読み進んでいて、共感できるところが、いくつかありました。
でも、共感できないところも、あります。
それは、取り上げた問題に対して、
答えが書かれていないところなんです。
きっと、話の続きはカウンセリングの際にお話しましょう、
ということなのかな?
そこで、僕は、しばらく、この問題の、答えを書いていこう。
と思います。
なんだかそれは、これまでの僕の人生そのもの。
問題を、ひたすら解き続けてきましたから・・・
それはみんなそうか・・・・
そんなわけで、一問目、いきます。
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例題1 「夫の恋を許せますか」より、
36歳既婚で、4歳の子どものいる女性の悩み。
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夫が浮気をし、それが発覚して、
「相手のことは好きでもなんでもない。本当に申し訳なかった」
と、やり直すことになった。
でも、彼女はつらいという。
夫が浮気をやめたのは確かのようだけれど、
以前のように接することが出来なくなった。
どこかへ出かけても、
「ここには彼女と一緒に来たんじゃないか」、
すれ違った女性に夫が目をやると、
「彼女と同じタイプなのかな」
何かにつけて、こう考えてしまう。
自分は、この先どうしたらいいのか?
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僕はこの答えを、メルマガに書いたつもりだったんですが、
いま読み直してみると、ちゃんと答えていませんでしたね。
まずいまずい。
これじゃ、解除されちゃうはずだ。
されてないけど。
僕はずぼらな理系なので、人間関係の問題にも、
基本公式があると考えています。
何かがうまく行かないということは、
その問題についての理解が足りていないということですよね。
人間が浮気をするという現象は、
その人が、子どもにもどってしまう現象だと思います。
実際に、約束や責任を、捨ててしまう。
浮気をするという人は、単純に、理解が足りていない。
理解の足りなさが、表面化してしまうのが、子どもにもどるということです。
裏に何か難しい事情があるかというと、そうでもなくて、
単純に、理解が足りていない。
相手は、子どもなわけです。
子どもに嫉妬したって、始まらないじゃないですか。
そう割り切ってしまえば、何にも怖くないはずですよ。
相手を「教育」してしまう、大きなチャンスなんです。
「教育」という言葉がでてきた時点で、この問題は、
僕の基本公式の、問題児の扱い方とぴったり一致します。
「子は親の鏡」なんていいますよね。
明るい子の親は、ユーモアにあふれていて、
どんよりした子の親は、どんよりしているものです。
問題児と言われる子は、たいていは、親の方が深刻。
僕は、そんな親には、こう言うことがあります。
「その日にあった、一番面白かったことを話題に、もっと会話してください」
それを毎日。まずは、お母さんから。
これを、お母さんと約束します。
単純に、理解が足りていないから、会話が必要なんです。
会話するにも、卓球やバレーボールと同じで、ラリーが続かなくちゃいけない。
ラリーを続けるには、楽しい話じゃないと、止まっちゃいますよね。
家庭を直していかないと、その子は直らない。
お母さんが、身のまわりの幸せに気づいて、会話を重ねていけば、
子どもは、そこから、幸せを学んで行くんです。
これと同じで、相談者さんも、身のまわりの幸せに気づいて、
会話を重ねていけば、彼だって、賢くなる。
「この人の進むほうへ歩いていけば、幸せになれる」
誰だって、そう思うでしょ?
人の脳のなかには「ミラーニューロン」という神経細胞があります。
その細胞は、何かの行動を、自分がやっても、他人がやっても、
同じように反応する。
「共感」や「共鳴」のもとになる細胞なんですね。
家族の誰かが、ある行動を繰り返していると、
家族はやがて、同じ行動をするようになる。
自然は、人間をそのように作りました。
家族を「不幸せ」にしたいと思うなら、
誰かひとりでも、不幸せに振る舞えばいい。
知らぬうちに、みんなが不幸せになっていきます。
家族を「幸せ」にしたいのなら、
身のまわりにおきた、ほんの少しの幸せも見逃さず、
それを伝えて行けばいい。
知らぬうちに、みんなが幸せになっていきます。
だから、幸せって、「教育」できるはずなんです。
道を歩いている人が、僕に気づいたとたん、
うれしそうな顔をしてあいさつをしてくれる。
そんな生活を続けいきたいので、
僕はいつも、めちゃめちゃ元気にしています。
めちゃめちゃ元気にふるまっているので、
僕は、本当にめちゃめちゃ元気です。
風邪もひきません。
これは別の問題か・・・・