日記

高校生から見た大学生、あるいはその逆

日記を始める、と宣言しておきながら、一週間放置してしまった。
インフルエンザが流行っていて、学級閉鎖、学年閉鎖などがあるので、
教員もずいぶん暇になるだろう、と思ったら、それは一部の人たち。
模擬試験や講習の担当をいくつも抱えている僕は、欠席者の措置について、
てんてこ舞いでした。
さて、その模擬試験の話題。
先日、そのインフルエンザで欠席者続出の模擬試験の担当があった。
朝8時に大学生に来てもらい、それぞれひとつずつ、試験会場を受け持ってもらう。
リーダーの学生は、問題の仕分けや、人数のまとめを行う。
この大学生たちは、高校生にどう受け入れられているか、という点について、結構、気を使っている。
もともとはこの高校のOB・OGなので、それだけでアドバンテージがあるのだが、
それ以上に、自分の目指す大学に、すでに入っていると言う点で、何もしなくても、結構まぶしい存在。
特に、リーダーの女の子は、さりげない薄化粧でばっちり決めている。
この子自身は担当のクラスを持っていないが、質問に来た男子が、
かなりしどろもどろになっていた。
男子の反応は、分かりやすい。
高校時代、さっぱり勉強しなかった元気な男の子も、常連の試験監督。
そこの男子の反応。
「オレんとこの試験監督、連続であの人なんだよね。気合が入っていてヤッターっていう感じ」
かなりストレートな意見を言う男子生徒だが、かなり好意的だった。
遊び人風で、頭がいい、と来たら、尊敬の的になる。
女子の反応はどうか。
女子生徒の中には、たまに気が強い子もいる。
高校時代、かなり威圧感のあった男子学生の担当クラスでの話。
ある女子生徒が、答案を集める際に、ふて腐ったように振舞うのが気になったらしい。
「ひとり、女子で嫌そうに答案を集める子がいる」
名前は?と訊いたら、やりそうな子だった。
本人にまったく悪気はないのだが、普段からふて腐ったような子なので、簡単には変わらない。
昨年の学校祭で、僕の車(イベントの先導車だった)にカバンを保管してあげたことがあり、
途中、僕を見つけることができずに、困っていたらしいが、僕を見つけたとたん、
いままで見せたことがないくらいの笑顔に変わった。
けっこうかわいい子である。そういう時は。
そんなわけで、高校生から見た大学生、というか大学生から見た高校生は、
ちいさなカルチャーギャップのようなものがある。
と、とりあえずまとめておこう。