「告白」のことを、中高生は「コクる」っていうそうですが、
あるレベル以上の高校生からは、使われていません。
言葉としてどうよ、っていう感じなことと、
第一、この方法、うまく行かない確率が高いのです。
あてずっぽうで、答えを出そうというのに似ています。
方程式を解くには、やはり、同類項を見つけ出すところから、
始めたいところ。
つまり、彼氏がいるかどうかを聞きだします。
×「彼氏、いるの?」
おっと、かなりストレートに来ました。
それでは、限りなく「告白」に近いではないですか?
言い換えてみますよ。
○「そのネックレス、似合ってるね。彼氏にもらったの?」
ネックレスが目に止まったので、ちょっとほめてあげた感じですが、
ちゃんと彼氏のことを探っています。
身につけたものが他人からどう見えるのか、気になるものです。
だけど、ほめてあげる、というより、声をかけること自体、
なかなか、できないものですよね。
そんなときは普段から、周囲の人の身につけたものを、
ほめてあげるのを習慣にしておくと、「吉」です。
そうすることで、大切な人に出会ったとき、
自然に振る舞えるようになるからです。
「ああ、これ? 自分で買ったの。安物なのよ。」
「そうなの?
僕はてっきり、お金持ちの彼氏がいるのかと思っちゃった。」
答えが一発で出るなんて、あまりないですからね。
たたみこむように、もう一度聞いて見ました。
「彼氏には、あまり無駄遣いしないでねって、言ってあるから」
ガーン。彼氏、いるんじゃないか。
確率的に、こういうシチュエーションは多発します。
男からまったく手をつけられていない美女なんて、
そうたくさんはいません。
「告白」なんてしてしまったら、そのあとがやりづらいわけです。
ここで、たいていは、あきらめてしまいますよね。
そのあきらめ、大事だと思います。
しかしここで、本来の自分を忘れてしまう人も、多いのです。
急に、投げやりになってみたりして。
「地が出る」という言い方もありますが、
投げやりになるという「地」を持っている人なんて、いませんよ。
それは、傷つくまいとして振る舞う、防御の処置だからです。
本来の自分を思い出しましょう。
あなたの中の自分は、独立した頼もしい人間のはずですよね。
それを、演じ切るのです。
ある程度の期間、いい友だち関係を持続することが出来れば、
彼女の中の、あなたの比重は、自然に高まって行きます。
そのうち、二人っきりで会うチャンスもめぐってきます。
そんなチャンスが巡ってこなくても、
彼女の友だちをゲットできる可能性が、残っています。
それは、いい友だちであるからこそ、
巡ってくるチャンスなのです。
ところがですね、あなたの好みの美女の、
その友人が、あなたのこのみの美女である確率は、
あまり高くないわけです。
類は友を呼ぶ、ではなく、「人類の多様性」。
「こういう人も、いるんだなあ」
しかし、目が慣れてくると、意外に美女だったりします。
「美女」の概念と言うのは、人によって違うんです。
もしも、好みのタイプではなかった場合でも、
がっかりした顔を見せたりせず、
友だちを増やすつもりで、独立した頼もしい人間を、
演じ切ってみてください。
そうすると・・・・・
その友だちの、友だちに会うことができます。
友だちの、友だちまで知り合いになれた頃には、
あなたの人間性にも、深みが増してきたと言えるかもしれません。
友だちのその友だちが、ものすごい美女である可能性も、
意外と高いのです。
ここでは3人の美女が登場してしまいました。
あなたは、ここで登場した3人の美女の中の、誰を選びますか?
最初の彼氏持ちの美女。
その友だちの、良く見ると意外に美女。
さらにその友だちの、とびっきりの美女。
「運命の人」を決めるのは、あなた自身です。
その3人の中の、誰を選んだとしても「吉」です。
さて、あなたならこの先、どうしますか?