にきびの治し方

にきびの治し方 その1

女子高生は、化粧をしたがる。
絶対に駄目!!と言う人もいるけれど、場合にもよると思う。
理由は、いろいろある。
顔色が悪く不健康に見えるとか、その逆で、
健康過ぎて、田舎モンに見えるとか。
別にそう見えたっていいじゃないかというのは大人の見方で、
本人たちは、悩んだ末にたどり着いた結論に違いない。
悩んだ末「けつ出しルック」に走られてはたまらないが。
今日も、ひざ上30cmくらいの女子に、
「○○ちゃん、おはよう」とタメ口を利かれたので、
「お前、寒くないの?」と聞いたら、
「すっごく寒い」と言いながら走り去った。
化粧の話だった。
にきびを隠そうとしている子もいる。
赤く腫れあがったにきびは、皮膚科の担当だと思うけれど、
気の利いた医者は、ビタミンC(アスコルビン酸)の
リン酸エステルを処方してくれる。
どうしてこんなことを知っているかと言うと、
出どころは、以前古本屋で買った本。
銀座のど真ん中にある「池野皮膚科形成外科クリニック」の池野院長が著者。
ビタミンCそのままを塗ってもあまり効果がないが、
リン酸アスコルビル3Naを高濃度で含んだ薬剤を、
地道に塗布することで、自然に治ってしまう、
ということが書かれている。
僕も以前、池野先生にお世話になったことがある。
成増から銀座に移って以来、患者さんが殺到して、
初診を受け付けてくれないそうだけれど、
高濃度のリン酸ビタミンCローションを処方してくれる病院は、増えた。
だから、にきびが原因で化粧をしている子に、
たまたま何かの相談に乗ったときには、
処方してくれる病院を紹介している。