数日前から、僕の部屋の壁に、
「くっつく つなぎとめる」
という、2つの言葉が、貼り付けてあります。
言い換えると、
「くっついて はなれなくなる」
恋愛って、結局、この2つですよね。
本当は、たったひとつの要素しかない。
くっつく・・・・・・・・・ふたりの間に「引力」が生まれる
つなぎとめる・・・・・ふたりの間で「引力」が働き続ける
原子とか分子とのちがいは、
決して3人の間では「引力」が働かないということ。
(働くでしょといわれるかもしれませんが、考えたくないんですけど)
それは、男女それぞれに、役割が与えられているからです。
しかし、「重力」に関する原則は、そのまま通用します。
まず、男が自分のまわりに、重力場をつくる。
つまり、男が、自分の周囲にくぼみをつくるのです。
そのくぼみの中には、女性が1人だけ入り込める
それは、男性側を主役において見た場合。
実際には、女性も自分の回りに重力場をつくり、
男性が1人だけ、そのくぼみに落ち込みます。
ええーい、うるさい
。
ここ、難しいところなんです。
しかし、このメカニズムは理解できなくても、東大に入れます。
ただし、この方法を使わないと、この問題が解けない事は、知っていなくてはなりません。
物理的な手法というのは、心理学にも基本であると僕は考えます。
つまり、人と人とがくっついて離れなくなるためには、
どちらか一方でも、重力場を維持できればよいということ。
ある男性は、いちど、重力場をなくしてしまいました。
理由は簡単・・・かどうかはわかりませんが、たぶん簡単。
彼は、自分自身の重力の中に家族がいたのを忘れて、
一人でさびしがっていたのです。
こんな気持ち、周囲の人にも、わかりません。
その男性のまわりから、重力が消えました。
重力から解き放たれた女性の回りには、ふたりの小さな子。
その女性は、気丈に見えるけれど、それは母親だから?
そして、男性は一人でいることに耐えられず、
もう一度、別の向きに重力場をつくり、
他の女性を、受け入れてしまいます。
僕には、そのふたりの女の子の違いが、分かりません。
きっと、男の子にも、わかっていません。
さて、結婚式を終え、次のステージに進んだふたり。
彼は、すでに、重力場を作る努力を、しなくなったかもしれません。
早いですね。
その重力場をつくる努力とは、何だと思いますか?
その答えは、この記事のタイトルにあります。
人間は、あまり記憶力が良くないのです。
恋愛なんて、「空気」のようなもの。
空気の存在を思いだすには、
空気をへだてた向こうに、お互いが存在することを、
認識しておかなくては、いけないからです。